前回のブログで
「初めましてのお客様をどれだけ瞬時に好きになれるか」
の話の続きです。
そもそも私は、あがり症の人見知りです。
外で元気に遊ぶより、お家で本を読んだり絵を描くほうが好きな子です。
スィッチがOFF状態の時は、ひとりでいるのが心地よいと思う人間なのです。
さて、そんな私が今みたいになったのは今から約24年前に遡ります。
家の近くにマクドナルドがオープンしました。オープニングスタッフとして募集があってアルバイトを始めました。
私はフロアサービスを主に担当をしていたのですが、店長が厳しかった。
店内にいる時は常に笑顔!
ゴミを拾っている時も、テーブルを拭いている時も、掃除をしている時も常に笑顔!
常に笑顔でフロア全体を見回しながら、手元だけゴミ拾いや掃除をすること。作業に集中してお客様の様子がわからなくなってはだめ。
常に耳はいろんな音を聴き取れるようにすませておくこと。たとえ誰かと会話している時でも。
カウンターから「いらっしゃいませ!」の挨拶は自動ドアの向こうまで届くようになるまで指導されます。(高校の部活みたいです)
掃除は誰も見ない場所。
例えばトイレットペーパーホルダーの芯を挟むペコペコ(わかるかな?)の下側。ダストボックスの扉の裏側までチェックすること。
そしてサジェスト
「ご一緒にポテトはいかがですか?」のあれです。
成功率を競うコンテストとかも常にありました(今はないだろうけど)
厳しい指導のおかげで培ったもの。
それは・・・
度胸と図々しさ(笑)
スイッチさえ入れてしまえば基本的に怖いものは無くなりました。
ここでの様々な経験はその後、福祉の現場でも非常に役立つことになるのです。
冒頭に書いた
「初めましてのお客様をどれだけ瞬時に好きになれるか」
とは少しずれてますよね。
それは16歳の少女との出会いからでした。
彼女との出会いは、のちの私に大きく影響を及ぼしてくれることになるのでした。
何があったか、続きは次回。