今の私があるのは「遊美塾」との出会いが全てと言っても過言ではありません。
2017年私は夕方のニュースで「西本喜美子」さんという当時88歳のおばあちゃんを見ました。
72歳という年齢からカメラを始めたことや、73歳からPhotoshopを使った写真の加工を始めたことはもちろんなのですが、常識にとらわれない自由な発想に、強い衝撃を受けたことは今も鮮明に記憶に残っています。
世の中の高齢者がみんなユーモアに溢れたマインドを持っていたら、どんなに楽しいだろうと思い。彼女のことを調べました。
そして彼女が写真を始めたきっかけも、クリエイターとして開花したきっかけも全てが
「遊美塾」
http://www.yubijuku.net/index.html
という存在があったからということを知りました。
「遊美塾」は西本和民氏が主催する写真塾です。
西本和民氏は
B’z、CHAGE&ASKA、吉川晃司、ALFEEなどのレコードジャケットを創ったアートディレクターです。
撮影からデザインまでをこなしていました。

当時、フォトグラファーとグラフィックデザイナー、アートディレクターを兼務する人は稀有だったのではないでしょうか。
入ってみると
「遊美塾」は単なる写真の講座ではありませんでした。
「写真は頭で撮る」
遊美塾のコンセプトでもあります。
ポートレート撮影、広告撮影などの実践的な撮影はもちろんのこと
フォトアートの世界についてたくさんの教えを受けました。
「遊美塾」で学び続けて今年で8年目になりました。
まだまだ、教えていただいていることの半分にも満たない成長だとは思います。
ですが、、、
気づいたら
フォトグラファーとして生計をたて
「シニアフォト」という分野で講座を開けるようになり
人物撮影だけでなく様々な分野の撮影のお仕事をいただけるようになりました。
そして、私が「遊美塾」に入った最初の目的でもあった
「西本喜美子」さんのようなクリエイターを作る。
この夢が
施設と共同でスタートすることになり、一歩を踏み出せることになりました。
高齢者に「写真遊び」で元気になってもらいます!
またさらに、新たなチャレンジとしては
4月から女子大学で「写真の授業」を非常勤講師として受け持たせていただけることになりました。
つい数年前まで、介護士として働いていた私が
カメラマンになり、社長になり、大学で写真を教える立場になるなんて全く想像できませんでした。
ですが、これら全て
「遊美塾」
と出会っていなければ起こらなかったことです。
テクニックとクリエイティブな発想を
同時に学べたこと
「遊美塾」と出会えて本当に良かったと心から感謝しています。
そんな遊美塾ですが
3月16日(日)15:00まで
目黒区美術館区民ギャラリーで写真展を開催しています。
今回私は事情により出展していないのですが、素晴らしいアート作品がたくさん展示してあります。
「写真は頭で撮る」
とはどんなことかみていただければ伝わると思います。

遊美塾は5月から第8期がスタートします。
私のように人生をガラッと変えたい人にはおすすめです