無駄に引き伸ばしてしまいました。ごめんなさい。
余談ですが
私の実母であるヨシコは
私が幼い頃、前科のある強盗を取り押さえ、警察から感謝状をもらっています。
「ヨシコ捕物帳」は、またいつか・・・。
前回のつづきです
一応最初から読めるようにしておきます。
さて、原チャリのお巡りさんが到着。
「よかった助かった!」
と安堵したのも束の間・・・・・。
「お巡りさん?」
「お巡りさん!!」
「オマワリさーーーーーーーーん!!!」
「入ってきてえーーーーー!!」
って、もちろん心の声ですが。
入ってきてくれない・・・。
そうなんですね。
お巡りさん。1人では危険なので入れないのですね・・・。
太陽に吠えろ(古すぎる)のように、かっこいい刑事さんがピストル片手に、ガラス窓を突き破りながら一回転して室内に入ってくるのでは無いのですね・・・。
原チャリのお巡りさんは、しばらく外でお仲間を待っているようです。
1階からは、義父の
「おーーーーーい!」「おーーーーーい!」
と義母を呼ぶ声が・・・・。
義父さん。もう少し頑張って。
そしていよいよ、お巡りさん2名が原チャリで颯爽と登場!
とても強そうには見えないけれど3人いるし。。。。
いや、もしかして警察官の姿を見て逆上し義父を人質にとなるかもしれない・・・・。
立てこもりとかなったらどうしよう・・・。
子供だけは何とか助けなくては・・・・。
ああ、もっと優しくしてあげればよかった。
私の人生はここで終わるのか・・・。
新聞には何て載るんだろう・・・。
何てことを考えていたら。
あれ?
・・・・・・・・・。
ほんの数分で、連行される茶髪の男。
どうやらお巡りさんの姿を見て安心して自分からお巡りさんの元へ行ったらしい・・・。
ホッ・・・・。
後日聞いた話によると、覚醒剤の中毒者で誰かに狙われているという幻覚で包丁を持ち逃げて(本人にとっては)いたそうです。
ただし、たまたま家にいたのがお年寄りだったので攻撃はしなかったが、若い男性がいたら敵と思い刺していただろうと・・・。
ほんとよかった。おじいちゃんとおばあちゃんとひいおばあちゃんで。
普通の住宅街での出来事ですからね。もちろんご近所では噂の的です。
「山田家のおじちゃんが、包丁を持って家に乱入した若い男を取り押さえた!」と。
もちろん嫁は、何も言いません・・・・・。
おじいちゃんありがとう!
おじいちゃんが一躍、町のヒーローとなるお話しでした。
みなさん。
くれぐれも戸締りはしっかりと行ってください。