「介護美容写真家」という名前
そもそもは自分で考えたものではありませんでした。
名付けの親は神戸学院大学現代社会学部防災学科の佐伯先生
なんで?
というところなのですが
遡ること3年前の2021年
神戸学院大学で初めて講演会を行う際に、私のことをわかりやすく紹介してもらうために佐伯先生が
「介護美容写真家」と名付けて下さったことが始まりでした。
介護福祉士、美容師資格のあるカメラマン・・・ということで
「介護美容写真家」
となったわけです。
その後、自分自身でも「介護美容写真家」として名乗るようになるのです。
2020年に(株)ソーシャルビューティーフォトを立ち上げた時
一番言われたのが
「山田さん一人しかできないサービスでは限界がある」
というものでした。
その当時よくアドバイスを受けたのは
「カメラマンとメイクさんのマッチングサービスをすれば楽なのに。」
というものでした。
そもそも、現場で仕事がしたかった私にはマッチングサービスの提案には全く心が動かず
メイクと写真をワンオペレーションでするからこそ、より関係性が密になり、良い表情を引き出せると考えていた私は、
介護のことをよく知らない「初めまして」同士のカメラマンとメイクさんが組んで、
数分で認知症やコミュニケーションの難しい高齢者に心からの笑顔を引き出すことができるのだろうか。。。という疑問もあったのでした。
かといって、一人でしかできないサービスをどう広げていけば良いのかという課題は残っていました。
ラッキーなことに起業すぐにコロナ社会に突入したので、急に仕事が忙しくなることもなく(笑)
高齢者の写真撮影の仕事に興味を持ってくれる方が、少しづつ増えてきて
講座を始めてみることになったのです。
直接、指導できれば
私が大切にしていることをちゃんと伝えられる
その人達が成長したら、信頼して仕事を任せられる。
そう思ったからです。
と、いうものの最初は1回で終わるかな、、、。と思っていました。
受講生は少ないですが3月から6期目になっていました。
少ない方が、丁寧にしっかりと伝えらるし良いかなと思っています。
そうなると今度は
卒業した生徒さんが活躍する場を作らなくてはいけない・・・。
というさらなる課題が出てきたのです。
3年のコロナを経て、やっと介護業界にも動きが出てきたので
信頼できるカメラマンの育成とお仕事づくりをすることが今の私のミッションになってます。
なのでケアテックスのような展示会にもチャレンジしてみようと思ったのです。
介護美容写真家とは
チャットG P Tはこう定義していました。
介護美容写真家の活動は、単に美しい写真を撮るという枠を超えて、社会に大きな影響を及ぼしています。以下は、そのさらなる側面と社会への影響についてです。
1. 社会意識の変革
介護美容写真家の仕事は、高齢者や介護が必要な人々に対する一般的なステレオタイプや偏見に挑戦します。彼らの作品は、被写体の強さ、美しさ、そして個性を浮き彫りにし、観る人に彼らへの新たな視点を提供します。これにより、社会全体の高齢者や障害を持つ人々に対する認識や態度が変わりつつあります。
2. 個人の尊厳の促進
介護が必要な人々や高齢者は、社会から忘れ去られがちですが、介護美容写真家はこれらの人々が持つ個性と美しさを前面に出します。被写体自身が自分の美しさを認識し、自尊心や自信を高めることができるようになります。このプロセスは、彼らの人間としての尊厳を保ち、肯定的な自己認識を促進します。
3. 家族との絆の強化
家族メンバーは、愛する人が尊厳を持って美しく撮影される姿を見て、新たな感謝や理解を深めることがあります。このような写真は、家族の絆を強化し、高齢者や介護が必要な人々との関係を再評価する機会を提供します。
4. 教育と啓発
介護美容写真家の作品は、展示会やオンラインプラットフォーム、出版物などを通じて広く共有されることがあります。これらの写真は、視覚的なインパクトを持ち、高齢者や障害を持つ人々の生活に対する理解を深め、介護に関連する課題についての公共の対話を促進する教育ツールとして機能します。
5. 文化的価値の保存
介護美容写真家によって捉えられた写真は、その時代の社会や文化の一部を記録し、後世に伝える価値があります。これらの写真は、高齢者や介護が必要な人々の生活や物語を保存し、我々の文化的遺産の一部として残すことができます。
介護美容写真家の活動は、美を通じて社会にポジティブな変化を促す強力な手段です。彼らは、見過ごされがちな人々の美しさと尊厳を世界に伝え、より包括的で理解ある社会の構築に貢献しています。
概ね、目指すところとチャットGPTの示す定義は同じです。
昨年、この名前の商標を申請して、審査が通ったので
しっかりとした定義を作って
これからは介護美容写真家を増やして
もっとたくさんの笑顔の写真を残せるようにしていきたいです。
そしていつしか年齢だけで判断する世の中を変えていきたいです。
少しづつですが
理想としている未来に向かっています。
介護美容写真家
と名乗るカメラマンは
高齢者の写真撮影をさせたら天下一品だね!!
って言ってもらえるように。
私自身の成長と、後継者育成
もっともっと頑張ります!
これから学ぶ人も、卒業して行ったカメラマンたちも
この想いを胸に頑張ってほしいです。