現在ワタクシ、「トータルケア・ビューティー協会」という組織の代表をしています。
協会と言ってもまだ法人格を持っていないサークルに近いものです。
そもそもの始まりは、介護美容の専門学校で講師をしていた頃
自分の進むべき道が見えず迷子になっている卒業生を何とかしたいという、お節介丸出しの行動からでした。
最初は、「介護美容」の素晴らしさを知ってもらうために事例発表会を開催したり、
私のところに相談があった企業からの依頼や、介護施設のレクリエーションなどを紹介するというような感じでした。
特に気になっていたのは、介護や美容の経験は無いが「高齢者や障害者、困っている人に対し美容を通じて元気になってもらいたい。」その想いで介護美容を学んで卒業していった人達でした。
彼女達の多くは
「資格を持っていないから活動が出来ない」
という思い込みで自身が目指している夢を諦めかけていました。
しかし、彼女達に何も無いのかというとそうではなく
それぞれの経験や実績は評価に値するものでした。
女性は特に、自分自身の価値に気づいていないように感じます。
書道が得意なら書道から入ればいい
ヨガの講師の資格があるならヨガから入ればいい
スタイリストの経験があるならスタイリングから入ればいい
演劇をやっているなら演劇から入ればいい
入口なんて何でもいいんです。
ゴールがブレなければ、寄り道することはあっても迷子にはならないのです。
寄り道は経験と人脈という財産を作ってくれるのです。
とはいえ、私自身起業して1年経つか経たないかの身で
「他人の面倒を見ている場合じゃない!自分の仕事をしっかりやりなさい。」
と心配されたりもしました。
でも、やめられなかった(^_^;)
彼女達のポテンシャルの高さと、人柄は紹介先でも高く評価を受け
お声掛けが少しづつ増えてきたので
それならチームを作ろうとなって
「トータルケア。ビューティー協会」が発足しました。
元の職場の同僚や友人も手伝ってくれました。
発足から1年が経ちました。
イベントを開催してもお客様の反応がなくモチベーションが下がってしまい存続の危機の時期もありました。
それでも、踏ん張って今できることを頑張りました。
その結果
紹介先で彼女達は新たに人脈を作り、活動の場を広げて行けるようになりました。
メンバー同士で勉強会を行い、新たなスキルを身につけられるようになりました。
仕事をいただく苦労も、そして仕事をいただく喜びも学びました。
最初こそ、私が指示出しして確認とってという形でしたが
今はもう、案件を投げれば形にしてくれる心強い仲間となりました。
気づけば、看護士、介護士、ケアマネ、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、生活相談員などの専門職の他ヨガ講師、賞状書士、スタイリスト、ビューティーアドバイザー、美容師、カメラマンetc….。さまざまな職種や経歴の人が集まりました。
思い返せば、介護施設で「美容プロジェクト」を始めた頃と同じ流れになってます。(笑)
来月にはURと森永乳業とのコラボイベントを開催します。
成瀬台の「ひだまりカフェ」やすすきの「まちの保健室」では定期開催をさせていただけています。
(株)夢たびさんとはオンラインで介護施設にレクを提供させていただいています。
最近協会内で「写真部」もできたようです。
現在企画中の案件もたくさんあってみんな忙しそうです。
1年が経ち、やっと小さな芽がひょこっと顔を出してきたかなという感じです。
これからが大変です。
仲間も増やしていかないといけません。
協力してくれる企業や、地域にも働きかけなくてはいけません。
現場で役に立たない分、そこは頑張ろうかと思います。
ソーシャルビューティーフォトのお仕事同様、トータルケアビューティー協会の活動も暖かく見守っていただき
頭の隅に置いておいていただけたら嬉しいです。